帰国間近の5月下旬、1週間程、敦煌、酒泉、西安へ旅行することにしました。大学時代のS先輩のお誘いです。さらにT先輩、そして両先輩の関係者と総勢10名の混成部隊です。まず西安空港でS先輩、T先輩、T先輩の友人であるT社長と私達の5名が集合する事になりました。19日の夕刻、上海虹橋空港を飛び立ちました。3時間で到着。西安空港は西安市から車で1時間程走った咸陽(カンヨウ)市にあります。S先輩と共に出迎えてくれた西安中国国際旅行社の王小姐が、早速とても達者な日本語で咸陽について説明してくれました。秦の始皇帝時代には咸陽が都でしたが、漢代以後は西安(長安)が都となり、咸陽は陵墓の地となったそうです。初めての中国大西部、黄色い大地への旅です。歴史の大舞台に降り立ち期待に胸が膨らみます。この日は西安皇城賓館に泊ります。明朝の出発が早いので、ホテル近くの友人が経営する日本料理店「富士」(敦煌、酒泉、桂林にも店があります)で乾杯し冷奴、寿司、ラーメン等の夜食を戴くと、早めに就寝しました。 |