上海通信NO.9 続・上海味めぐり(2) 白蘭花 E海龍海鮮舫 黄浦江の浦東側に浮かぶ船の水上レストランです。外灘から水上バスで行くと渡し場の隣にあります。店内に入って左手は宴会用の部屋です。個室は1500元以上の注文だそうです。右手は大きなテーブルが20卓に小さなテーブルが3卓置かれています。奥には皇帝が座る玉座が設えてあります。座って記念撮影ができます。此処は店の名前にもあるとうり新鮮な魚貝類が食べられます。広東料理と上海料理の店です。メニューには日本語もあります。"菜遠帯子斑球"68元(約920円)は新鮮なメバルの切り身と大きな丸のままのホタテの貝柱の炒め物です。広東の野菜"芥蘭"(菜の花のような野菜)の上にのっています。"金銀蛋〓(てへんに八)時流"(季節の野菜とピータンの炒め物)28元(約380円)はホウレンソウと炒めていました。あっさりとした味です。
味<★★> 雰囲気<★★> サービス<★★> 価格<高い> 住所:浦東新区東昌路1号 пF58877111 F順風大酒店 日本人ビジネスマンの姿を多く見掛ける虹橋にあります。ショッピングセンター「友諠商城」近くに新しくできたデパート「百盛」(パークソン)の5階です。主に上海料理のレストランです。吹き抜け部分があるとはいえ5階のフロアを殆ど占めており広いです。にもかかわらず、いつ行っても、ほぼ満席です。すぐに入れなくて諦めた事もあります。結婚披露宴や誕生日のお祝いによく使われており、いつも賑やかです。バーバリー柄のワンピースを着た"外地人"のウェイトレスが忙しく立ち働いています。皆なぜか背が低く愛嬌があります。聞くところによるとウェイトレス達の給料は大体1000元位のようです。おしぼりはハッカの爽やかな香りがします。料理が出て来るのも早いです。 "石〓(火へんに考)蝦"45元(約600円)は土鍋に焼いた石が敷かれ、その上に串焼き海老がのっています。バーベキュー味です。"酥炸小棠菜"36元(約490円)は白身魚と野菜のフライです。中は柔かく外はサクッとしています。"香葱煎黄魚鱶"22元(約200円)は葱の上に小さな干したいしもちの開きをのせて鉄板で焼いた物です。ほっけのような味がします。"清炒空心菜"23元(約310円)は程好い塩味で柔かく美味しいです。"鮮拌芦薈"(アロエの和え物)12元(約160円),"香菜干絲"(香菜と硬豆腐の細切りの和え物)10元(約135円)、"広式葱油餅"(広東式の葱が入ったお焼き)10元等も美味しいです。全体的に上海人好みの甘めの味付けです。嬉しい事に個室以外のホールで100元以上注文したら8.8折(12%引き)にしてくれます。 味<★★> 雰囲気<★★> サービス<★★> 価格<ふつう> 住所:遵義路100号 虹橋上海城6F пF62370179 G龍軒飯庄 同じく虹橋にあります。仙霞路を挟んで友諠商城の向いに位置します。付近には日本食、香港飲茶、広東料理等の小奇麗なレストランや"外貿"(アウトレット)や"唐装"(中国服)の洋品店が並んでいます。此処は外から見た限りでは広く感じませんが、中に入ると奥行きがあり幾つもの部屋に仕切られており、思いのほか広いレストランです。日本人や欧米人を多く見掛けます。食器やグラスもきれいです。上海料哩の"手斬獅子頭"18元(約240円)は塩卵が入った肉団子を白菜と一緒に"清湯"(白い鶏スープ)で煮ています。肉団子は豚の臭みも無くあっさりとして美味しいです。広東料理の"醤爆猪肝"25元(約340円)も臭みがなく柔かな豚レバーとシャキシャキした玉葱と赤、青ピーマンを炒めた物です。ニンニクや"甜面醤"(甘味曾)が入った醤油味でとろみがついています。ご飯に合う味です。"清炒米西"15元(約200円)、"米西"は江南地方の野菜でしょうか、日本では見た事がありません。いつもは赤い斑入りの物ですがこの日は薄いグリーン一色です。春を感じさせます。柔かくくせのない味です。"福建海鮮炒飯"25元は小さく切った鶏肉、海老、ナマコ、椎茸、竹の子とグリンピースが具の、ややとろみがかったタレがチャーハンの上にかけられています。どの料理もあっさりとして大変美味しいものでした。メニューには上海、広東、福建以外にも四川料理もありました。 味<★★★> 雰囲気<★★> サービス<★★> 価格<安い> 住所:仙霞路75号 пF62331184 H真観 今上海の最も新しいスポットである「新天地」(上海独特の集合住宅である"石庫門"を現代的な店舗に改築した一画)近くのお洒落なレストランです。新天地の中にもお洒落なレストランはいろいろあります。でも此処は少し離れているだけで価格も低目で落ち着いた雰囲気で寛げます。店の中も外も照明をお洒落に演出しています。飾られている植木や花も本物です。真っ白の食器はどこも欠けていません。緑茶が可愛らしいポットで出てきます。此処の料理は創作中国料理とでもいいましょうか・・・。
味<★★★> 雰囲気<★★★> サービス<★★> 価格<ふつう> 住所:太倉路68号 пF63865701 I新鎮江大酒家 南京西路の最もお洒落な一画にあります。ビルの3、4、5階を占めています。午前11時から午後2時迄はランチタイムで、ディナーは午後5時から午後9時半迄です。(午後の2時半から5時半迄は飲茶タイムになります。)ディナーはいつも満席なので予約をした方が確実です。さて3階には大小25卓程のテーブルがあります。天井は剥き出しの梁や空調ダストが黒一色に塗られスポットライトがつけられています。壁には清朝の官服の胸に施されていた刺繍が額に入れられ飾られています。テーブルには茶色のカバーの上にピンクのクロスが掛けられています。若いフロアマネージャーはテキパキと愛想良く日本語で声を掛けてくれます。"淮陽菜"(揚州、鎮江辺りの料理)がメインですが、広東料理、上海料理もあります。上海料理の"醉香黄泥螺"(ニナ貝の酒漬)20元(約270円)と"桂花糖藕"(蓮根の穴にもち米を詰めてシロップで煮た物)10元(約135円)はどちらも紹興酒の風味が美味しいものでした。"竹筒稲香扎肉"26元(約350円)は藁で結んだ豚の角煮が竹筒に盛られた料理ですが、この日は注文が多く竹筒が足りなくなったのでしょうか、お皿に盛られてきました。艶やかな真っ茶色の角煮の上に緑の香菜が飾られ、見た目にもとても美味しそうです。"鎮江干絲"22元(約300円)は糸のように細く切られた硬豆腐を干しえび、椎茸と共に鶏スープで煮た物です。その硬豆腐が"草頭"(レンゲ草)の上に、こんもりと盛られ更に鶏スープがかけられています。硬豆腐の味がとても好いです。"清炒芦萵"28元(約380円)、"芦萵"は細い茎野菜で、つくしのような味がします。そして"淮陽湯包"7元(約95円)は小さな蒸篭で1個づつ蒸されています。ストローで中のスープを吸います。靖江(上海通信bS参照)の"湯包"は皮も柔かく食べられたのですが、此処は硬いのでスープだけ戴きました。 味<★★★> 雰囲気<★★★> サービス<★★> 価格<ふつう> 住所:南京西路1111号 пF62531265 今回久し振りに領収書が当りました。"春節"以降初めてです。5元です。新鎮江の若いフロアマネージャーも一緒に驚いてくれました。友人の妹さんは20元が当ったそうです。日本へ帰る迄にはお目にかかりたいものです。\(~o~)/ ● 上海通信 No.9 (1) 続・上海味めぐり(1)へ ● 上海通信トップページ ● トップページへ |